ゲイリー・バートンは、米国のジャズ・ヴィブラフォン奏者、教育者。1943年生まれ、インディアナ州で育ち、10代から演奏と録音を始めた。ジョージ・シアリング、スタン・ゲッツとの活動を経て、1967年に自身のカルテットを結成。ジャズの即興にロックや現代的な作曲の要素を組み合わせたサウンドを発展させた。

4本マレット奏法によってヴィブラフォンの和声・旋律表現を拡張し、後世の奏者に大きな影響を与えた。パット・メセニー、スティーヴ・スワロウ、ラルフ・タウナー、ロイ・ヘインズをはじめ、多くのジャズ奏者と録音。ピアニストのチック・コリアとの長期にわたるデュオは、代表的な共演の一つとなった。バークリー音楽大学の現在の卒業生プロフィールでは、グラミー賞を7回受賞したと記されている。

教育と大学運営もキャリアの大きな柱だった。1971年にバークリー音楽大学の教員となり、打楽器と即興を指導。1985年にカリキュラム学部長となり、のちに執行副学長を務めた。バークリーの記録では2004年に退職し、30年以上にわたる教育・運営活動を終えている。

バートンは主としてヴィブラフォン奏者であり、マリンバ独奏家ではない。それでもこのディレクトリに含まれるのは、両楽器が鍵盤打楽器の演奏文化を共有するためである。演奏法、カルテットの編成、即興語法、4本マレット奏法は、マリンバ奏者とヴィブラフォン奏者の双方に研究されてきた。